維新の党の松野頼久代表は4日の記者会見で、衆院選挙制度調査会の答申で提示された議員定数10の削減について「安倍晋三総理の(衆院予算委員会での答弁は)非常に歯切れが悪い。せめて、10の定数削減位はとっととやるべき」と自民党内で異論の強いことも踏まえて、安倍総理が自民党総裁として強くリーダーシップを発揮し、とりまとめるべきだとの思いを滲ませた。
松野代表は「身を切る改革を前回選挙で訴え、850万票を頂いている。議員定数削減が実現するまで、言い続けていく」と決意を示した。
松野代表は「自民党は定数削減に非常に後ろ向きだ」とけん制。松野代表は「来年は消費税増税も控えているので、せめて、国民に増税を押し付ける前に、我々、国会議員がやせ我慢をしてでも、せめて10人くらいの数、切ればいいじゃないですか」と煮え切らない自民党に不満をうかがわせた。
安倍総理は4日の衆院予算委員会で、松野代表の質問に「必ず結論を出す。最終的に私が決める」と言い切ったものの、定数削減については明言を避け、消極的な姿勢をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)