自民党の谷垣禎一幹事長は5日の党役員連絡会後の記者会見で、高村正彦党副総裁から「TPPも協定文書が署名されたが、日本全体にとっては利益の方が多くなると思う」との話があり「一方で、痛みを伴うものもあるので、これはきちんと対策を講じ、今国会で批准できるよう努力を願いたいということだった」と語った。
また、谷垣幹事長自身も役員会でTPPについて「無事に12か国で協定文書に署名ができた。政府、党関係者の努力に敬意を表したい。今後は早期発効に向け、国内手続きを本格化しなければならない。日本の成長と国民の豊かさにつなげていく。また農林水産業はじめ対策もしっかり立てていかなければいけないのでよろしくお願いしたい」と協力を求めたとしている。
谷垣幹事長は「新年度予算を早く上げて年度内に成立させ、TPP等に速やかに入っていこうということで進めている。方針を変えているわけではない」とした。(編集担当:森高龍二)