民主党の枝野幸男幹事長は30日の党大会で今夏の参院選のマニフェストについて「地方組織と十分に連携し政策を磨き上げながら、共生社会をつくり、国を守り、国際社会の平和と繁栄に貢献するという民主党綱領理念に基づき、国民に分かりやすく、メリハリの利いたものとし、安倍政権との対立軸を提示する」と発表した。
また、2016年度予算について「一言でいえば、粘り強く戦い続ける『選挙シフト予算』。不急の経費を徹底的に縮減した予算編成を行い、その分を選挙対策に回し、予想される選挙を戦い抜くギリギリの予算となっている」と説明した。
枝野幹事長は、衆院選とのダブル選の可能性にも触れ「衆院の解散・総選挙が有り得る」としたうえで「維新の党との統一会派を足がかりに、野党連携と結集をさらに進める」とした。
また「立憲主義や民主主義をないがしろにし、TPPに関する国会決議や自民党選挙公約に違反する安倍政権と厳しく対決する」と対決姿勢をより鮮明に打ち出した。(編集担当:森高龍二)