「ジュネーブモーターショー2016」で発表となる新型車の情報をいくつか

2016年02月12日 08:17

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ホンダUKがジュネーブショーで「シビック・ハッチバック」のプロトタイプを公開する。それに先駆けて「リアデザイン」のスケッチが公開となった

 3月1日にスイス・ジュネーブで開幕する「第86回ジュネーブ国際モーターショー2016」(一般公開は3月3日から13日)の概要を一部メーカーが発表しはじめた。

 いち早くワールドプレミアするモデルを公表したのは富士重工業だ。スバルブランドが公開するのは、次期XVのコンセプトモデル「SUBARU XV CONCEPT」だ。3月1日の午前11時15分(現地時間)から同社ブースで行なわれるプレスカンファレンスで発表するという。スバルのグローバルサイトにXV CONCEPTの専用サイトをすでに開設しており、順次情報を流す。また、日本時間の19時15分から、このサイトでプレスカンファレンスの模様を配信する予定だ。

 また、ホンダも情報を一部公開した。それによると「新型シビック・ハッチバック」のプロトタイプを世界初公開するという。公開となる新型「シビック・ハッチバック」は、ホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド(Honda of the UK Manufacturing. Ltd.)において生産される予定の車両。欧州市場では2017年初めに発売する予定だという。

 同時に、このリリースによると、シビック・ハッチバックは欧州のみならず、北米などグローバルな販売を予定しているという。ただし、日本で販売するかどうかについては触れられていない。シビックのハッチバックモデルは、これまで欧州市場でホンダの基幹車種として好評を得てきた。

 リリースの発表と同時に、シビック・ハッチバックの特徴的なリアハッチのデザインスケッチが公開されている。

 ジュネーブショーでは、毎回のようにフェラーリがワールドプレミアの話題をさらってきたが、今回も新型モデルを初公開する。新型「GTC4ルッソ」だ。GTC4ルッソは2011年春のジュネーブショーで発表された「FF」(フェラーリ・フォー)の大幅改良モデル。デビューから5年を経て行なわれた大幅改良して発表となる。これを機に、車名をGTC4ルッソに改める。

 6262ccのキャパシティを持つV型12気筒直噴ガソリンNAエンジンも改良され、大幅にチューンアップした。最大出力は660psから690psへ30psアップ。最大トルクも69.6kg,mから71.1kg.mへと高めた。

 ジャガーも新世代スポーツカー「Fタイプ」の高性能グレード「SVR」を公開する。Fタイプには高性能版として「R」が存在するが、このRの上を行くパフォーマンスだという。欧州では2016年夏に発売される予定だ。

 欧州でもっとも早い時期に開催されるオートショーであるジュネーブショーの情報は、逐次伝えていく。(編集担当:吉田恒)