丸山議員は説明責任を果たしていかれると菅長官

2016年02月19日 09:20

 菅義偉官房長官は18日夕の記者会見で、「今、アメリカは黒人が大統領になっている。これは奴隷ですよ。建国当初に黒人、奴隷が大統領になるなんて考えもしなかった」などと17日の参院憲法審査会で発言した自民党の丸山和也参議院議員に対し、民主、維新、生活の3党が議員辞職勧告決議案を提出したことについての受け止めを聞かれ、「個別の政党が検討されることについて政府の立場でのコメントは控えたい」とした。

 そのうえで「政治家は与党・野党を問わず、自らの発言についてはしっかり説明責任を果たし、国民の信頼を得られることが必要だ」と説明責任を果たすよう求めた。

 また、公明党幹部からは与党議員としての自覚が足りない。発言を撤回すれば済む話ではないはないなどの酷評がでているが、との記者団の問いに「憲法審査会での発言直後に記者会見し、誤解を与える発言をして大変申し訳なかったと発言(陳謝)し、議事録を精査して(誤解を与える発言部分を)削除、修正したいとの発言をされたと承知している。しっかり説明責任を果たしていかれるものと考える」と述べた。(編集担当:森高龍二)