宇宙ごみを拾う! ベンチャー企業に産業革新機構が投資

2016年03月05日 17:49

 産業革新機構は、スペース・デブリ(宇宙ゴミ)を除去する技術の開発やサービスを提供するベンチャー企業のアストロスケール(本社シンガポール、CEO岡田光信)の第三者割当増資を引き受け、3000万米ドル(約34億円)を上限とする出資を行うことを決定した。

 スペース・デブリ(宇宙ゴミ)とは、運用が終了した人工衛星やロケット上段など、活動を行うことなく地球軌道上に放置された人工物や人工物同士の衝突等により発生した破片を指す

 現在、地球を取り囲む宇宙空間にはスペース・デブリが多数存在し、人工衛星に衝突して破損させるなど、宇宙空間利用の脅威となっている。デブリ除去については世界各国で多種多様な手法が研究開発されている。

 アストロスケールは様々な大きさのスペース・デブリに対応かつ低コストでの除去技術を考案し、日本の多くの中小企業や大学と密接に連携し、デブリ除去の技術開発や製造に取り組んでいることが評価された。

 同機構は必要な成長資金を提供するとともに、社外取締役の派遣等を通じ経営面でのサポートを行う。同機構では「宇宙産業発展の大きなボトルネックとなりつつあるスペース・デブリ問題の解決に寄与し、衛星技術の発展や宇宙関連産業の価値創造に貢献することを目指す」としている。(編集担当:城西泰)