『激甚災害指定』25日に閣議決定と安倍総理

2016年04月24日 08:12

 熊本地震の被害状況を自ら確認するとともに、被災者の声を直接聴きたいとして熊本県を23日に訪れた安倍晋三総理は、益城町の避難所で被災者らを激励し、建物倒壊現場では黙祷を捧げた。安倍総理は「被災した公共施設の再建、農林水産業、中小企業など産業の復興が本格的に始まってくる。復興事業に取り組む地方自治体を全面的に支援するため『激甚災害指定』を明後日(25日)に閣議決定する」と話した。

 安倍総理は、この日、益城町、南阿蘇村を上空から視察後、避難所などを訪れ、熊本県庁では被害状況について説明を受けた。

 安倍総理は「未だ地震が続く中、精神的にも肉体的にも過酷な避難所生活を送っておられる被災者の皆さんは明日が見えない不安な気持ちを抱いている」とし「被災者1人ひとりの気持ちに寄り添い、一日も早い生活再建に向け、政府一丸となって取り組んでいきたい」と語った。

 また住居確保へ「熊本県始め、自治体と連携を取り、被災者の意向も伺いながら、熊本県以外の都道府県の協力も頂きながら、公務員住宅への入居、民間のみなし仮設住宅の活用、仮設住宅の建設を加速していきたい」とした。(編集担当:森高龍二)