党首討論が11カ月ぶりに、18日行われることになった。民進党の安住淳国対委員長が9日、自民党の佐藤勉国対委員長と会談して後、記者団の取材に応じた。
党首討論は安住国対委員長が提案し、佐藤国対委員長がこれにこたえた。安住国対委員長は「党首討論は通常なら月1回開催することになっているが、なかなかできない」としたうえで「国民の皆さんが見て見応えのある党首討論になることを期待する」と語った。諸々の課題に対する安倍総理の考えを国民により分かり易い形で引き出すよう、同時に民進党の考えを国民に示す機会になるよう、濃い討論になることを期待した。
また、夏の参院選挙を控え、自民党は現時点で国会会期の延長予定のない旨を示したとし、会期延長のない前提で法案審議日程を整理する考え。
また、安住国対委員長は自民党が16日に熊本・大分の地震に対する補正予算を衆院予算委員会で審議し、その日のうちに衆院で採決したい提案があったとし、民進党として、予算の中身を精査することを前提に、日程に協力することを承諾したとした。
震災復旧・復興に必要な補正予算措置には迅速に対応し、成立に協力していくことは党首間で約している。(編集担当:森高龍二)