民進党の枝野幸男幹事長は13日、共産、生活、社民の幹事長・書記局長との4党による野党連携協議会後、記者団の取材に応じ、「参院選に向けてできる限りの協力をすることに尽力するなかで、1人区の32の選挙区のうち、確実に25選挙区で野党候補を一本化できたことを確認した」とした。
枝野幹事長は「与党と反安倍勢力が一騎打ちになるように、さらに努力していきたい」とした。現在、他の選挙区でも調整が進んでおり、32を目指す。
また衆院が解散した場合での選挙協力について、枝野幹事長は「まだ任期の半分も来ていない、また、熊本ではまだまだ多くの避難民がいるなかで解散するなどは論外であると4党が認識を一致させた」と解散は論外との認識を示した。
そのうえで「衆参ダブル選挙になる可能性が高いという認識でも一致しているので、ダブル選挙を想定し、選挙協力が大きくなるよう、各党、努力しようということを確認した」としている。
また日本共産党の小池晃書記局長は「4党が(協議会で)確認できたことは極めて重要だと思う」とし「参院32の1人区で25選挙区まで1本化できた。最後のひとつまで野党協力で戦えるよう努力していきたい」と語った。また「衆院選挙においても、出来る限り努力していくという方向性が確認できたことは重要だ」と受け止めを語った。(編集担当:森高龍二)