ゲンナイ製薬は、過去10年以内に産休を取得したことがある20~49歳の女性に対し、「産休・育休に関する実態調査」をインターネットリサーチで実施した。
過去10年以内に産休を取得したことがある20~49歳の女性(全回答者)1,000名に対し、育休を取得したか聞いたところ、「取得した」は86.4%、「取得しなかった」は13.6%となった。多くの人が、産休だけでなく育休も取得していることがわかる。
また、パートナーは育休を取得したか聞いたところ、「取得した」は7.8%、「取得しなかった」は92.2%となりました。パートナーの育休取得は1割にも満たないという厳しい現実が見えてくる。
では、産休や育休の期間はどのくらいとなっているのだろうか。全回答者(1,000名)に対し、産後休業をどのくらい取得したか聞いたところ、「6週間程度」(12.6%)、「8週間程度」(28.4%)に回答が集まったほか、「12週間以上」が52.7%と過半数を占めている。
また、産前休業をどのくらい取得したか聞いたところ、「4週間程度」(19.8%)や「6週間以上」(47.1%)に回答が集まったが、「取得しなかった」(3.9%)や「1週間程度」(5.8%)、「2週間程度」(9.9%)、「3週間程度」(8.1%)といった回答を合わせると、出産1か月前まで仕事をしていた人が27.7%いることがわかる。
続いて、育休を取得した方(864名)に対し、育休をどのくらい取得したか聞いたところ(※「1年程度」が53.4%と過半数となったが、「1か月程度以下」~「半年程度」までの、育休期間が1年程度に満たない人は合計で25.1%と、およそ4人に1人の割合になっている。
パートナーの育休取得状況別にみると、パートナーが育休を取得した層は平均10.6か月、パートナーが育休を取得しなかった層は平均12.4か月となり、パートナーが育休を取得した層は育休取得期間が2か月程度短くなりました。パートナーが育休を取得することで、自身の育休期間は短めになる傾向があるようだ。満足な育休期間が取れなかった分を、パートナーが育休を取得してサポートしたのかもしれないだろう。
ともあれ、パートナーの育休取得は1割にも満たないという現実を、少子化などの観点からも考えてみる必要があるだろう。(編集担当:久保田雄城)