国政選挙「相手上回ること」目指す 岡田代表

2016年06月21日 10:03

 民進党の岡田克也代表は自公など改憲勢力の参院での3分の2阻止に留まらず、「国政選挙なので、相手を上回ることを考えている。最低限のこととして3分の2を阻止することは野党間で合意している」と高いラインを掲げた。

 また、安倍晋三総理が憲法議論は参院選後に憲法審査会で議論をしていく考えを示していることに「この選挙で議論しようということ。どう変えるのか。自民党案は集団的自衛権を限定なく行使するという内容が含まれていることまで話は詰まっている。このことについて本当に必要なのか、憲法の平和主義との関係で説明できるのか、参院選を通じて骨格を議論したい」と今回の選挙で集団的自衛権の是非を問う機会にしたい考えを強調した。

 また、岡田代表は「参院選での議論を踏まえて国会で議論をしたい」とした。また「なぜ参院選のあとになるのか。参院選の前だって憲法審査会は開こうと思えば開ける」と安倍総理が選挙の争点にしたくないからではないのか、との見方をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)