政治をかえる絶好のチャンス 志位委員長

2016年06月22日 22:29

 日本共産党の志位和夫委員長は22日、参院選公示に伴う第一声を都内新宿であげ「日本の命運がかかった歴史的な選挙になる」とアピール。志位委員長は「安倍政権による憲法違反の安保法制(戦争法)強行という動きが起きた。しかし、同時に、安保法制反対へ、戦後かつてない市民運動が沸き起こり、この運動に背中を押され、野党共闘が大きく前進したことは、日本の未来にとって大きな希望」と新しい政治への動きを訴えた。

 志位委員長は「参院選では32あるすべての1人区で野党統一候補が実現した。戦後かつてない画期的な選挙。政治をかえる絶好のチャンスが到来した」と呼びかけた。

 志位委員長は「野党と市民の共闘を必ず成功させる。本当の対抗軸は『自公と補完勢力』対『4野党と市民』。32の1人区全てで自公与党の候補を倒し、勝利する」と訴えた。また、『野合』などと言われるが自公に言われたくはない。安保法制を廃止し、憲法を守る政治・立憲主義を取り戻す。この大義の下に4党は結束している」と強調した。

 志位委員長は選挙の争点は「アベノミクスだけでない。安倍暴走政治全体が問われる」とした。「安保法制、憲法改定、TPP、原発問題、沖縄米軍基地問題など、その全体が問われる選挙だ」とし「安倍暴走政治にNO、チェンジの意思を示していこう」と呼びかけた。特に、憲法9条をかえ、集団的自衛権の行使を全面的に認めようとする自民党への一票は憲法9条(戦争の放棄規定)を壊すことになるとし、「日本を再び殺し、殺される国にしてはならない」と安倍政権にNOを求めるよう支持を訴えた。(編集担当:森高龍二)