民進党は今回の参院選挙で改憲勢力の3分の2阻止や与党の改選議席過半数阻止が果たせなかったことについて、党談話を発表した。談話で「改選前議席を減らしたものの、前回参院選からはほぼ倍増する結果となったが、目標として掲げた与党の改選過半数阻止を果たすことができなかった。ご期待に応えられなかったことにお詫び申し上げます」と謝った。
自民・公明与党に敗北した理由に「経済政策の転換や平和主義の堅持を重ねて訴えてきたが、国民に十分浸透するに至らなかった。これは私たちの力不足であり、国民の期待を受け止めきれることができなかった。今回の結果を厳粛に受け止め、党勢回復に向け一層の努力を行う」としている。
また今回の選挙では「市民が中心となり、これに賛同する政党が集まるという新しい民主主義の形が始まった」との認識も示し「この流れを止めることなく、さらに力強くしていかなければならない」と「党名に込めた原点を忘れずに、国民の立場に立った政治を実現していく」とした。(編集担当:森高龍二)