民進党の岡田克也代表は3日開いた全国幹事会・選挙対策責任者会議で参院選挙について「改憲勢力に3分の2の議席を取られ、与党に過半数を取られ、参院選に負けたのは疑いのない事実」と負けを認めたうえで「3年前と比べ、次期総選挙に向け政権交代可能な足場を作ることができたと思う」と語った。
また、次期党代表選挙に出馬しないことについては「いったん気持ちを自由にしていろいろ考えることにした。民進党になって、代表も新しい人が担うべきと考え、出ないことにした」と語った。
岡田代表は「これで民進党第2幕が始まる。(自身の代表としての)任期はあと1カ月半あるので、次の国会に向け、また10月に衆院議員の補選もあるので、代表としての責任に全力で取り組む」と語り「代表選は国民の皆さんにこの党に大きな期待をもっていただけるような選挙にしてほしい」と期待した。
次の党代表は総選挙を戦う党の顔になる。安倍晋三自民総裁に対抗できる「顔」を据える必要があり、まさに、民進党にとっては国民から期待される代表の誕生が欠かせない重要な選挙になる。党代表選挙は9月2日告示、15日に臨時党大会を招集し実施される。(編集担当:森高龍二)