新型スポーツカー「マクラーレン570GT」を日本初披露、「オートモビル カウンシル2016」で

2016年08月06日 12:19

McLaren_570GT

マクラーレン・オートモーティブが新型スポーツカー「マクラーレン570GT」を日本初披露した。今年の春のジュネーブ・ショーでワールドプレミアとなったモデルの右ハンドル仕様だ。車両本体価格は2752万7000円から

 幕張メッセで開催されているヘリテージカーイベント「オートモビル カウンシル2016」で、マクラーレン・オートモーティブが新型スポーツカー「マクラーレン570GT」を日本初披露した。今年の春のジュネーブ・ショーでワールドプレミアとなったモデルの右ハンドル仕様だ。

 この570GTは、マクラーレンのマーケティング戦略のうえで「スポーツシリーズ」と呼ばれるラインのモデルで、「570Sクーペ」「540Cクーペ」に次ぐ上級モデルとなる。

 パワーユニットは、570Sクーペと共通で、最高出力570ps、最大トルク61.2kgmを発生する3.8リッターV8ツインターボエンジンだ。組み合わせるトランスミッションは、デュアルクラッチ式7速2ペダル式。エキゾーストシステムは、クルマの性格に合わせて静粛性が高い。動力性能は0-100km/h加速が3.4秒で、最高速は328km/hに達するという。

 「ツーリングデッキ」と呼ぶ220リッターのラゲッジスペースをキャビンの後方に備え、フロントのトランクルームと合わせて、こうしたスポーツカーとしては極めて実用的な370リッターの荷室を確保している。右ハンドル仕様車では左側から、左ハンドル仕様車では右側から開閉する大型のガラスハッチを持ち、リアのデザインも「570Sクーペ」とは異なる。

 ガラス・パノラミックルーフが標準で装備され、キャビンは明るく開放的だ。ドアはガルウイング式で跳ね上げタイプとなる。マクラーレン製スポーツシリーズの優秀なところは、サイドシルが狭く低くなっており、乗降性が悪くない点にある。車両本体価格は2752万7000円からということだ。(編集担当:吉田恒)