核の対応、オバマ大統領に協力メッセージ発信を

2016年08月07日 13:13

 民進党の岡田克也代表は6日、米国・オバマ大統領が核実験の停止を各国に求める決議案を9月にも国連安保理に提出する意向との報道などに関して記者団の質問に答え「具体的な中身を承知する立場にないが、核兵器の役割をさらに限定するような提案が検討されていると思う」と期待した。

 そのうえで、岡田代表は「オバマ大統領が進める核なき世界に向かっての具体的な政策に日本はしっかり協力するという明確なメッセージを安倍総理はしっかり送るべき。このチャンスを活かしていかなければいけない」と協力メッセージを発信するよう求めた。

 岡田代表は「オバマ大統領は広島に来られて、被爆者の皆さんとお会いし、広島という地に自ら身を置いて、さまざまお考えになった結果として、今のような話が出てきているのだと思う」とした。

 また岡田代表は核禁止条約について「核の抑止力に依存している現実があるのでただちに核をなくすということは必ずしも可能とは思わないが、核なき世界に向けて確実に進めていくためにどういうスタンスで臨むべきか、あるいは核禁止条約の中身をどうすべきかといった議論をしっかりやっていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)