北へ独自の措置を検討する用意ある カナダ外相

2016年09月12日 14:48

 ミクロネシアに訪問中の小田原潔外務大臣政務官はステファン・ディオン・カナダ外務大臣と11日までに会談。ディオン外務大臣は北朝鮮の核実験問題で日本の立場を支持するとともに「北朝鮮に対する更なる措置を課すということであれば、カナダとしても国際社会と協調して検討する用意がある旨述べられた」(外務省)という。

 北朝鮮が6回目の核実験準備ができたと韓国メディアが12日報じる中、国連安保理決議に反し、実験を繰り返せば、北朝鮮の世界からの孤立が一層進むことになる。

 外務省によると、小田原政務官は会談で「北朝鮮の挑発行動や核・ミサイル開発の進展は日本を含む地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうもので、断じて容認できない」と伝え「新たな制裁措置を含む安保理決議の採択をはじめ、国際社会が断固たる対応をとり、北朝鮮による挑発的な行動を容認しないという強いメッセージを送ることが必要」と求めた。

 これに、ディオン外相は「この問題に対する日本の立場を完全に支持する」とし「北朝鮮に対する更なる措置を課すということであれば国際社会と協調して検討する用意がある」旨述べたとしている。(編集担当:森高龍二)