具体的措置で強いメッセージ送る 日米首脳一致

2016年09月11日 09:07

 北朝鮮の核実験を受け、安倍晋三総理は米国のオバマ大統領と電話会談を9日午後行い「国際社会が北朝鮮の行動を断固非難し、具体的な措置を通じ、これ以上いかなる挑発行動も容認しないとの強いメッセージを送ることが必要」と伝えた。

 外務省によると、オバマ大統領は「安倍総理の発言に完全に同意する。安保理を含め、日米で緊密に連携して韓国とも協力をしていきたい」と答えたという。

 また、オバマ大統領は「日米同盟は盤石であり、拡大抑止を含め米国の日本の安全保障に対するコミットメントはゆるぎないことを総理及び日本の皆さんに伝えたい」旨を述べた。

 会談で、両国首脳は「両国政府間で力強い対応を行うべく、具体的な協議を行うよう指示することで一致した」としている。

 岸田文雄外務大臣は同日夕の記者会見で、日本独自の制裁強化について「北朝鮮の反応、各国の取り組み状況をしっかり確認しながら、北朝鮮から建設的な行動、前向きな行動を引き出すために何が効果的なのかといった観点から、しっかり検討を続けて行かなければならない」とした。(編集担当:森高龍二)