北朝鮮問題で日米韓が緊密連携 3か国外相一致

2016年09月20日 07:13

訪米中の岸田文雄外務大臣は19日、約1年ぶりとなる「日米韓3か国外相会合」を行って後、臨時の記者会見を開き「米国・ケリー国務長官、韓国・尹炳世外交部長官との3者間で、地域の平和と安全に対する新たな段階の脅威となっている北朝鮮の相次ぐ挑発行動に対処するために、更なる制裁措置を含む新たな安保理決議の速やかな採択について、また各国それぞれの自の措置について、一層緊密に連携していくことで一致した」と語った。

 岸田外務大臣は会合では議長として「日米韓3か国が北朝鮮に対する国際社会の取り組みの中核を担うべきであるということを強調した」と語った。また「先般の北朝鮮の核実験を踏まえた対応に議論大半を割いた」と強調した。

 岸田外相は「3者会合では海洋安全保障を含む地域情勢やグローバル協力についても日米韓で連携していくことで一致した」とし「本日の成果をまとめた共同声明を発出した。北朝鮮をめぐる問題を中心に、日米韓で引き続き緊密に連携していきたい」と語った。

 岸田外相は、3か国外相会合に続き、日韓外相会談をしたとし、北朝鮮問題を中心に突っ込んだ意見交換を行ったと語った。(編集担当:森高龍二)