安倍晋三総理は8日、台風10号などで被災した岩手県の高齢者グループホームや乳業工場などを視察し「改めて被害の甚大さを実感した。「応急仮設住宅等の建設に全力を傾け、住まいの確保を図っていく」考えとともに「できることはすべてやる姿勢で生業の復興に全力をあげる」とした。
安倍総理は岩泉町を訪れ、高齢者グループホームでは台風被害で亡くなった入所者に焼香をあげ、冥福を祈った。安倍総理は「尊い命が奪われた、その現場に立ち、そして、また大切な生産施設が大きな被害を受けた工場、被害を受けた道路や橋、家屋等を目の当たりにし、改めて被害の甚大さを実感した。困難な避難生活を強いられている皆様から切実なお話を伺い、安心して暮らせる、その生活を取り戻せるよう全力を挙げなければいけないと決意を新たにした」とした。
安倍総理は「被害は様々な状況があるのだろうと思う。様々な状況や事情を勘案しつつ、柔軟に、できることは全て行うという姿勢で生業復興に全力を挙げていく」と迅速に対応していく考えを示した。(編集担当:森高龍二)