自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、記者団から、内閣支持率が高止まりしており、解散総選挙が近いのではという話も出ているが、と聞かれ「ちょっと支持率が上がったくらいで解散の時期を考えたり、国会運営がうまくいっていると思い込むのは早すぎると思う」と気を引き締めた。
二階幹事長は「支持率が高いことは結構なことだが、ここはちゃんと気合いを引き締めて国会運営に励まなくてはならない」とし「国会は秋の空と同じようにすぐ変わるのですね。ですから油断してはいけない。緊張感を持って臨みたい」と答えた。
また支持率が高止まりしていることをどう見るかを聞かれ「低いときはおおいに反省しなければいけませんが、高いときには考える必要がない。それよりも、気を引き締めて一層頑張るということに尽きる」と答えた。
二階幹事長は「支持率が高くなったからといって、党の選挙においても、あるいは自分の経験においても、大いに喜んだり、これで大体楽だろうなんて考えると、次の結果は必ず違った結果になる。やはり選挙は油断することなくしっかりやっていただくということであります。支持率が高いからといって怠けていたら差し替えますよ」と警戒した。(編集担当:森高龍二)