北への日本政府の制裁強化策に韓国外交部が歓迎

2016年12月04日 09:10

 韓国外交部当局者は日本が対北朝鮮対応で独自の制裁強化を行うと発表したことに3日までに「歓迎する」と述べたと聯合ニュースが報じた。

 この当局者は「日本政府の今回の措置が韓国政府や米国の措置と共に制裁の効果を高め、他国の制裁強化をけん引できることを期待する」と期待している旨を伝えている。

 日本政府は制裁強化に「北朝鮮を渡航先とした再入国の原則禁止の対象となる、在日の北朝鮮当局職員が行う当局職員としての活動を補佐する立場にある者の拡大や北朝鮮を渡航先とした再入国の禁止の対象となる在日外国人の核・ミサイル技術者の拡大」を図ることを決めた。

 また「北朝鮮に寄港した日本籍船舶の入港を禁止し、北朝鮮に寄港した全ての船舶の入港を禁止する」ことを決めた。

 このほか「資産凍結の対象となる北朝鮮の核・ミサイル計画等に関連する団体・個人を拡大する」ことも決めた。

 政府は「北朝鮮は今年に入り、短期間のうちに立て続けに2回の核実験を強行し、短・中距離弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイルを含む大量破壊兵器の運搬手段となり得る20発以上の弾道ミサイルを発射して能力増強を図っており、新たな段階の脅威になっている。このような暴挙は断じて容認できない」と強く訴えている。(編集担当:森高龍二)