現行憲法を生かす政治へ「安倍改憲に大儀なし

2017年01月02日 10:07

 安倍晋三総理が年頭所感で憲法改正に意欲を示したのと真逆に、日本共産党は1日の機関紙「赤旗」で「安倍改憲に大義はありません。変えるべきは憲法ではなく、憲法を破壊する政治です。世界に誇る憲法を生かす政治へ道を開くことこそが重要です」と現行憲法を生かす政治へ道を開こうと呼びかけた。

 主張では「年頭にあたり、心にしっかり刻みたいのは、今年、日本国憲法の施行から70年を迎えること」とし「改憲勢力が衆参両院で3分の2を占めたことで、改憲が加速する危険がある」と指摘。その一方「改憲勢力内でも具体的な改憲案づくりで矛盾を抱えています。安倍改憲に大義はありません」とした。

 そして「民意に背く戦後最悪の反動政権を一日も早く終わらせなければ、日本の未来は開けない。きたるべき総選挙で野党と市民の共闘をさらに前進させ、衆議院での改憲勢力3分の2体制打破、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込むことが求められている」とし「新しい年を、改憲策動を打ち破り、立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治へ、転機となる年にしていきましょう」と政治を変える転機の年にと呼び掛けた。(編集担当:森高龍二)