月末から陸自木更津駐屯地内で米オスプレイ整備

2017年01月21日 12:23

 稲田朋美防衛大臣は20日の記者会見で、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県)に日米オスプレイ共通の整備拠点を設置するのに伴い、整備を実施する富士重工業が12日、木更津駐屯地で工場開所式行ったことについて記者団に答え「米海兵隊MV-22オスプレイの定期機体整備が1月末から開始予定」とした。

 稲田防衛大臣は「木更津駐屯地で日米両国のオスプレイの整備を行うことは日米同盟をより強固にする」とし「沖縄の負担を全国で分かち合うという観点から沖縄の負担軽減にもつながると思っている」と答えた。稲田朋美防衛大臣は「木更津事業所の開所式は、その実現に向けた第一歩。有意義だと思っている」とした。

 一方、トランプ新政権の下、防衛費増額が求められることになったら対応できるのか、と記者団に聞かれ、当然ながら「他国から言われて防衛費を上げるという性質のものではない」とした。

 稲田防衛大臣は「わが国の万全の防衛をするために、わが国の防衛力の質と量の充実、日米同盟の強化、関係諸国との関係という3つの柱をしっかり、確固たるものにしていくということだと思っている」と答えた。

 また「防衛大綱・中期防で計画に則ってやっている。ただ、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさのスピードとの兼ね合いで、常にどうすることが一番いいのかというのは考えていかなければならない」と安全保障環境への対応のために、防衛費を増やさなければならないことに含みを持たせた。(編集担当:森高龍二)