韓国聯合ニュースは同紙「時論」で「独島(日本では竹島)への(慰安婦を象徴する)少女像の設置推進 誤った」との見出しで「独島は天然記念物に指定されているため、現実的に造形物の設置は不可能」と論評するとともに「独島への少女像設置推進は政治・外交的な論争を呼ぶだけだ」とした。
また「今は(朴槿恵=パク・クネ)大統領が職務停止状態の国家危機の状況だ。外交・安全保障では乗り越えていかねばならない課題が各方面から押し寄せている。米国発の『トランプショック』や中国の『THAAD(米国の最新鋭地上配備型迎撃システム=高高度防衛ミサイル=)圧迫』に耐えることも困難な時期に、韓日関係まで冷え込むことは心配だ」とした。
また、竹島を実効支配している韓国では「独島を管轄する自治体の慶尚北道も少女像設置に否定的。金寛容(キム・グァンヨン)道知事は18日の記者会見で『独島はわれわれが実効支配しており、我が家なのに、ほかの問題を結びつけることは望ましくないし、新たな紛争の余地がある』として、設置は不適切との考えを示した」ことも取り上げている。
あわせて、論評は「独島を実効支配する韓国としては、国際社会でこの問題が浮上することは良いはずがない」との考えを述べ「京畿道(キョンギド)議会団体の独島への少女像設置推進はむしろ日本を手助けすることになるとの批判が出ている」とも報じた。(編集担当:森高龍二)