ポップアップ広告が出るサイトはGoogle検索結果から排除へ

2017年02月06日 12:35

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Googleはいわゆるポップアップ広告が表示されるサイトに対して検索順位を下げるというペナルティーを課す施策を実施。ユーザーの利便性を上げることが目的だ。

 インターネットを閲覧しているといわゆるポップアップ広告が表示されるサイトを数多く見かける。サイトを見ていると急に広告が現れるというものだ。Googleはこうしたポップアップ広告がユーザーの利便性を妨げているものとみなし、ポップアップ広告を搭載するサイトに対して制裁を加える対策を1月10日から開始した。

 制裁が課せられる対象としてはモバイルサイトで、ページに遷移した直後やスクロールをするとコンテンツを見えなくする広告や、ユーザーが閉じないと希望するページが見られない広告、ページ上で全面を覆う広告を搭載しているサイトだ。

 こうしたサイトに対してはGoogleでの検索順位が下げられるというペナルティーが課せられる。いわゆるSEO(検索エンジン最適化)に不利になるというわけだ。

 具体的な大きさは公開されていないが、コンテンツを閲覧する際に邪魔にならない程度の大きさであればペナルティーを課せられないとされている。またCookie情報の取得や年齢確認といった、ユーザーの同意を求めたり、注意を促したりというような内容のポップアップはペナルティーの対象外となる。健全なサイトを運営するためには必要だという判断だろう。

 今回のペナルティーはモバイルサイトに限定されているが、ユーザーの利便性を重視するGoogleはユーザーに不快感を与えるコンテンツや広告に対しては厳しい姿勢を取っているので、今後パソコンのサイトも対象になる可能性もある。

 今やパソコンよりスマホでサイトを見るユーザーの方が多いほどだ。スマホでの検索順位が下がればアクセス数にも大きな影響を与えることは間違いない。サイト運営者にとっては大きなSEOの変更点となるため、こうした広告を配置している場合には注意が必要だ。今後ポップアップ広告を搭載したサイトも少なくなっていくことだろう。(編集担当:久保田雄城)