最新のドライビング・テクノロジーを「とても重要」と考える人は36%も

2017年03月12日 11:29

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GfKは17カ国、2万2,000人に、車に対する重視点を尋ね、その結果を発表した

 GfKは17カ国、2万2,000人に、車に対する重視点を尋ね、その結果を発表した。

 17の車に関する項目についてどの程度重視しているかを尋ねた。17の項目のうち、「とても重要」とする人の割合が最も高かったのは、「事故時の安全性」と「信頼性」で73%に上り、「燃費の良さ」が65%、「ランニングコストの低さ」が61%で続いた。

 「最新のドライビング・テクノロジー(ステアリング支援・駐車支援機能、アダプティブクルーズコントロール、キーレスエントリー、キーレスイグニッションなど)」について見ると、「とても重要」と考える人はグローバル全体では36%になった。ただし、高所得層(各国の上位1/4)では44%、低所得層(各国の下位1/4)では30%と所得によって差がみられた。また、同項目を「とても重要」と考える割合が最も高かった国は、ブラジル(48%)で、次いで中国(43%)、韓国(42%)となった。

 日本の状況を見ると、上位4項目は、「ランニングコストの低さ」(57%)、「信頼性」(56%)、「燃費の良さ」(55%)、「事故時の安全性」(54%)となった。グローバルでは「ランニングコストの低さ」や「燃費の良さ」などの『経済性』より、「信頼性」や「事故時の安全性」などの『安心感』が重視される傾向にありましたが、日本では、『経済性』と『安心感』は同程度重視されることが明らかになりました。なお、『経済性』に関する項目は、日本においてはいずれの所得層も過半が「とても重要」と回答しました。燃料費や維持費の高さもこの結果に影響を与えていると考えられるとしている。

 「最新のドライビング・テクノロジー」について見ると、日本では「とても重要」と考える人は18%にとどまった。ただし、前述したように「事故時の安全性」を重視する人は過半に上ることから、自動ブレーキなどの安全を支援するドライビング・テクノロジーについては、関心が高いと考えられるという。(編集担当:慶尾六郎)