大震災による倒産 阪神大震災時の3.3倍

2012年03月13日 11:00

 帝国データバンクは東日本大震災発生から1年間で震災の直接・間接の影響を受けて倒産した企業(負債総額1000万円以上)が656件にのぼり、負債総額で9210億8800万円、従業員数で1万757人になったと12日発表した。

 倒産件数は阪神・淡路大震災(197件)に比べ3.3倍となり、倒産パターンでは間接被害によるものが608件と全体の92.7%を占めた。

 都道府県別では岩手17件、宮城29件、福島33件と被災3県で79件となり、全体の12%を占めた。業種別では建設業が115件で最も多かった。(編集担当:福角忠夫)