籠池氏と同じ立場で真実明らかにすべき 野田氏

2017年03月28日 06:59

 民進党の野田佳彦幹事長は27日夕の記者会見で、学校法人森友学園への国有地払い下げをめぐる問題などに対する取り組みについて「当然、幕引きできる状況ではない」と幕引きに躍起の政府・自民党・公明党をけん制した。

 野田幹事長は「森友学園の籠池泰典理事長の証人喚問を通じて、むしろ、幕が開いたという感じで、多くの国民は見ておられるだろう」と国民も真相解明への取り組みを期待しているとした。

 野田幹事長は「籠池氏の発言に、与党幹部から『嘘つき』とか『立派な人ではない』など様々な声が聞かれるが、人柄について発言するには、余程の根拠を持って言わなければいけないと思う」と述べた。

 野田幹事長は「少なくとも、籠池氏は『偽証罪』に問われる舞台で話されたことであり、その他の関係者はブログで発信されるなどしているが、基本的に、籠池氏と同じ立場で、真実をお話になることを通じて、初めて白黒はっきりできる環境ができる」と語り、安倍晋三総理の昭恵夫人ら関係者は証人喚問に応じ、自ら国民の前で真実を明らかにすべきとの考えを改めて示した。(編集担当:森高龍二)