自民党沖縄県連 辺野古への移設を容認

2017年04月09日 17:54

自民党沖縄県連は8日那覇市内のホテルで開いた県連大会で、普天間飛行場の名護市辺野古への移設を容認する決議を行った。

 大会に参加した佐藤正久参院議員は「沖縄を取り巻く厳しい環境の中、県民の命と平和な暮らしを守るためには、まっとうな政治家によるまっとうな政治を取り戻さなくてはならない」と大会で激励したとツイッターで発信。

 自民党沖縄県連は大会で「普天間飛行場の危険性の除去・早期返還実現には、最高裁判決に従い、辺野古の代替施設への移設を容認する以外に具体的かつ現実的な方策は見いだせない」としている。

 自民党の二階俊博幹事長は沖縄県連大会前日の記者会見で、沖縄県連が辺野古移設を容認する方針を示していたことに「自民党本部としても誠心誠意努力をしてきた結果、沖縄県側にも理解をいただいたということ、結構なことだと思っている」と語っていた。

 二階幹事長は、そのうえで「今後引き続きこのことで気を弛ませるというか、そういうことのないように、真剣な取り組みを続けていきたい。特に沖縄の問題は、過去からずっと歴史のある問題であり、沖縄の皆さんの複雑な思いは現にあるわけだから、これに、われわれは寄り添っていくという気持ちで、何回も何回も丁寧にやっていかなきゃならんと思っている」と記者団の質問に答えた。(編集担当:森高龍二)