区割り審答申「真摯に受け止め、対応」馬淵氏

2017年04月21日 06:27

民進党の馬淵澄夫選対委員長は19日、衆院選挙区画定審議会(区割り審)が6県で定数1減、19都道府県97選挙区で区割り変更を示したことに「広大な選挙区が増えたが、こうした地域では過疎化の問題がある」とし「地方切り捨てではないかと問われることにもなる」と課題をあげた。

 一方で1票の格差是正は憲法の要請とし「1票の格差は2倍以内ということなので、選対責任者として真摯に受けとめ、取り組んでいく」と真摯に受け止め、対応していくとの考えを示した。記者団の質問に答えた。

 馬淵選対委員長は記者団に対し「特徴として新たに分割される自治体が26、分割が解消される自治体が9で、差し引きで分割自治体が17増えた。総数で105となった」とするとともに「これだけ大幅な区割り変更があった。有権者に対して丁寧かつ精緻なお願い、説明をしていかなくてはならない」とした。

 また、選挙での野党連携での候補者調整について「まず、わが党の候補者が勝てる選挙区という形で候補者調整、候補者の底上げをするのがわれわれの仕事」としたうえで「候補者が重なっているところを調整していく」考えを示した。(編集担当:森高龍二)