自由党の小沢一郎代表は憲法記念日にあたり、3日、憲法と立憲主義、憲法が暮らしの基盤になっていることを強調するとともに、安倍政権の下で「憲法と立憲主義は現在、これまでにない最大の危機を迎えている」と警鐘を鳴らす談話を発表した。
小沢代表は「安倍政権は現行憲法が戦後の『押しつけ』である、として肯定的な評価を与えないばかりか、安保法制の強行採決に見られたように、あからさまに憲法をないがしろにする政治姿勢を続けている」と指摘。
また安倍晋三総理の憲法観について「憲法で国家権力を縛るというのは絶対王政時の旧い考え方と国会で答弁するなど、現行憲法と立憲主義を全く理解していない。(その総理が)提唱する憲法改正など、考えただけでも恐ろしい」と危険性をあげた。
そのうえで小沢代表は「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調主義の四原則をしっかり守るため、国家権力の暴走を食い止めることこそ憲法の本質であり、これを全く理解せず、情緒的な反立憲主義の立場をとる安倍政権下での憲法改正は全く認められない」と安倍政権の下では憲法改正は認めない姿勢を改めて鮮明にしている。(編集担当:森高龍二)