女性が活躍する社会に向けて、安倍晋三総理は11日都内で開かれたグローバル・サミット・オブ・ウィメン2017開会式であいさつし「私は保守的な政党の中にあっても、その中でも保守派に分類されております。その私が本気になって女性活躍の推進を始めました。これはもう日本の女性活躍の流れは後戻りしていかないことの証明ではないかと思っています」と語った。
安倍総理は「世界の女性リーダーの皆様、そして女性活躍を強力に推進していただいている男性リーダーの皆様、ようこそ日本へお越しくださいました」と歓迎したうえで「安倍政権の4年で女性の就業者数は150万人増えた。第一子が生まれた後も働き続ける女性の割合が初めて5割を超えた。上場企業の女性役員も倍増した。上場企業は少なくとも1人の女性を役員にするよう、企業の皆さんにお願いをしている」と成果を示した。
そのうえで「女性の活躍が進むことで社会がより良くなります。その効果が出てくれば更に女性の活躍が進んでいきます、するともっと効果が出てきます。私たちのウィメノミクス(アベノミクス)はスタートしたばかりでありますが、これから相当のスピードで進んでいくと確信しています」と女性活躍社会の推進に意欲を示した。
また、働きやすい環境づくりへの取り組みとして待機児童ゼロへの取り組みや育児休業給付率の50%から67%への引き上げを実施したとし、「子育て世代の女性の就業率は加速的に増え、昨年約72%になった」と紹介した。(編集担当:森高龍二)