消費者庁は走行距離計の交換や改ざんなど修復歴のある中古自動車を販売する際、中古自動車情報誌などの商品説明欄に修復歴がない旨を表示していたとして、長野県駒ヶ根市にある株式会社キガカワなど5社に対し景品表示法に基づく措置命令を1日までに下した。
これは、消費者庁が公正取引委員会と合同調査して分かったもので、改善措置命令を受けたのは宮崎県都城市にある岩切自動車、埼玉県富士見市にある株式会社オートプレンティ、静岡県浜松市にあるガレージZERO、福岡県福岡市にあるBenetsa。
消費者庁によると、5社はいずれも修復歴のある中古車を中古車情報誌などの説明欄で修復歴がない旨で表示。5社で35台の違反が確認されたとしている。また、走行距離では走行距離を過少に表示する違反が3社で8台確認されたとしている。消費者庁では再発防止策を講じて従業員に徹底すること、今後は同様の表示は行わないことなどを命令した。(編集担当:福角忠夫)