総理の御意向などの文書結果は13日正午までに

2017年06月13日 06:19

 学校法人加計(かけ)学園(岡山市)の大学への獣医学部新設をめぐる「総理の御意向」「内閣府の最高レベルが言っている」などの文書について、文部科学省が再調査をすると発表しながら、12日正午を過ぎても結果報告がなされないことを受け、民進党・日本共産党・自由党・社会民主党の国会対策委員長が同日夕に会談し「明日(13日)正午までに文科省の資料の再調査の結果を出すこと」などを求めることを決めた。

 また、会談では「衆参の予算委員会で集中審議を行うこと」「真相究明に不可欠な前川喜平・前文部科学事務次官の証人喚問を行うこと」を改めて与党に求めることにした。

 民進党の山井和則国会対策委員長は「(文科省の)再調査に関し、資料の流出から3週間が経っている。この資料の存在、本物であることを政府・与党は分かっているはず」と指摘。そのうえで「これ以上時間稼ぎすることはいい加減にして欲しい」と早急に報告するよう求めた。

 合わせて「国民に対する説明責任は極めて重大」とし「いさぎよく前川前事務次官の証人喚問を行うことは当然だ。これ以上時間稼ぎをして逃げ続け、国民から事実を覆い隠すことは許されない」と迅速な対応を政府・与党に求めた。(編集担当:森高龍二)