さきの都議選自民党候補の応援で「防衛省・自衛隊・防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と語り、地位利用の疑いが出る中、発言から4時間後に「防衛省・自衛隊・防衛大臣」の部分を撤回した稲田朋美防衛大臣は3日、発言に責任を取り辞任するのか、進退について記者団の問いに、辞任の考えのないことを明確にした。
稲田防衛大臣は「やるべきこと、果たすべきこと、しっかりと緊張感を持って行ってまいりたいと、このように考えている」と語った。
また、都議選で自民党が歴史的大敗をしたことについて「大変厳しい選挙で、結果、大変厳しい結果であったこと、この結果について厳粛に受け止めたい」と語ったが、自身の発言の選挙への影響については答えず「選挙の結果に関しては、大変厳しい、そしてそれを厳粛に受け止めたいと考えている」と答えるにとどまった。
民進党など野党4党は発言の撤回で済まされる問題ではないとして、安倍晋三総理に大臣を罷免するよう求めている。(編集担当:森高龍二)