幹部600人の人事権握る内閣人事局極めて問題

2017年07月06日 18:07

 社会民主党の福島みずほ副党首はツイッターで理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)氏が7月人事で国税庁長官に就任したとのマスコミ報道に「国税庁長官に佐川理財局長。前任の国税庁長官は迫田英典理財局長」だったと指摘し「国会で記録が残っていないと答弁し続けて国税庁長官。安倍内閣をかばったためのポストに見える。あからさまな人事」と論功人事だと批判した。

 そのうえで、幹部職員約600人の人事権を握る『内閣人事局が極めて問題』だと再考すべき課題との認識をうかがわせた。この制度が政治の私物化を可能にしているひとつにもなっているとの受け止めだ。

 福島副党首は「名簿をもとに各大臣が任用候補者を選抜する。任免を行うにあたっては予め内閣総理大臣及び内閣官房長官と協議した上で、協議に基づいて行う。対象となる幹部職員は600人ほど。霞ヶ関を官邸が牛耳る力の源泉になっている」と断じた。(編集担当:森高龍二)