衆院予算委 与野党質疑配分1対1を自民要求

2017年07月18日 18:30

 自民党の竹下亘国対委員長と民進党の山井和則国対委員長との会談が18日行われたが、衆院予算委員会での与野党の審議時間配分で折り合いがつかず、難航している。

 山井国対委員長は会談後、記者団に対し「自民党側から安倍総理が24、25両日であれば日程調整がつくとの話を受けた。24日の開催を目指し、従来通り与党1、野党4の時間配分で開いてほしいと求めたのに対し、自民党の竹下国対委員長は「野党の質問時間を減らし、1対1の時間配分にしない限り予算委員会の開催は拒否する」と回答したと説明した。

 山井国対委員長は「いつまで逃げ回っているのか。これでは丁寧な説明とは言えない。非常に不誠実だ」と政府が丁寧に説明すると発言している姿勢と反すると指摘した。

 そのうえで、山井国対委員長は「日程を含め今日の会談では決着しなかったので引き続き国対間で協議を続けることとなった」と述べた。

 また、自民党は加計学園の加計孝太郎理事長、杉田和博内閣官房副長官、藤原豊前内閣府審議官、萩生田光一内閣官房副長官、前川喜平前文部科学事務次官、和泉洋人総理補佐官ら7人の参考人・政府参考人としての招致についても、持ち帰り検討するとして、会談では答えなかかった。(編集担当:森高龍二)