無印良品がシンガポールに旗艦店を出店、海外店舗数が国内を逆転へ

2017年07月21日 08:30

画・無印良品がシンガポールに旗艦店を出店、海外店舗数が国内を逆転へ

無印良品がシンガポールに旗艦店「MUJI Plaza Singapura」を7月21日にオープンすると発表。

 無印良品を展開する良品計画<7453>がシンガポールに旗艦店「MUJI Plaza Singapura」を7月21日にオープンすると発表した。「MUJI Plaza Singapura」は売場面積約1640平米となりアセアン地区最大の店舗である。アセアン地区の旗艦店として今後営業することとなる。

 無印良品は海外への出店を積極化しているが、「MUJI Plaza Singapura」のオープンにより海外店舗数が423店舗となった結果、海外店舗数が国内店舗数を上回ることとなる。

 無印良品は近年年間50~60件ペースと言う、日本の出店を上回るペースで海外出店を行っている。海外出店は中国・香港が中心で、その約半数を占めている。しかしながらシンガポールを中心にアセアン地域への出店にも注力。またヨーロッパ(イギリス、フランス、イタリア、ドイツ他)及び中東地域(サウジアラビア、UAE他)、北米へも出店している。海外店舗数が国内店舗数を逆転したことに象徴されるように、既に無印良品は単なる日本の小売店という範疇を超えた存在となっている。

 無印良品は、その独特なデザインや質感を持った商品が日本のみならず海外でも支持されており、クールジャパンを象徴する存在となっている。安価な日用品等を、独自のデザインや機能を付けて開発し、付加価値を加えて販売する無印良品のビジネスモデルは、日本企業の海外展開の成功モデルと言える。

 2000年代初頭、国内市場の飽和から無印良品は成長の限界が指摘されていたが、その後の海外展開の積極化とその成功により、同社は再度成長軌道に乗った状態である。同社は先日、銀座に国内最大となる店舗の出店及び同社初となるホテル事業への進出も発表しており、海外のみならず国内についても積極的な投資を行っている。

 デフレマインドが払拭できない中、個人消費が伸び悩んでおり、全体的に日本の小売業は苦戦しているが、日本を代表するブランド「MUJI」を展開する企業として、良品計画の今後の成長に期待したい。(編集担当:久保田雄城)