全ての原発「再稼働せず、順次廃炉」を公約に

2017年07月31日 07:42

 民進党最高顧問の菅直人元総理は直近のブログで「原発推進政策を福島原発事故後も取り続けている自民党と真正面から対決できる党であってほしい」と書き込み、『全ての原発は再稼働せず、順次廃炉にする』との公約にするべきと、原発ゼロ姿勢をより明確に示していく必要を提起した。

 菅最高顧問は『全ての原発は再稼働せず、順次廃炉にする』と変えれば、「2030年代とか、2030年までとか言わなくても、民進党が政権をとれば、1年以内に全ての原発を停止させることが明確になる。このような原発ゼロを明確にした公約を掲げられないのなら掲げることのできる政党をつくるしかない」とまで言及。

 菅最高顧問は「党は『2030年代原発ゼロ』を明記しているが、それまでの間の原発再稼働については明確でない」。「全国で行われている再稼働に反対する集会に私はできるだけ参加しているが、地元の民進党議員は地元電力総連に遠慮して、ほとんど出席していない」と国民に分かりにくい党の姿勢を問題視している。(編集担当:森高龍二)