加計学園図面にバイオハザードリスクの指摘も

2017年08月24日 06:44

 愛媛県今治市の市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表が23日開かれた民進党加計学園疑惑調査チーム会合に参加し「加計学園の研究棟建設図面が建築関係者の内部告発のような形で世の中に出てきた」と語り、複数の専門家に図面を見て判断を仰いだ結果、これまでに指摘されている建築費水増し疑惑が「図面の公表で、より疑惑が深まった」と提起。合わせて、専門家からは図面からはバイオハザードのリスクが高いとの指摘があった、とし、安全性について調べるよう求めた。

 また文科省は、図面が現在設置審で審議されている獣医学部今治キャンパスのものと同一あるいは類似のものかの確認に対して「設置審では詳細な設計図を求めていない」と答えるにとどまった。

 この日、黒川氏は専門家の意見として設計図からは坪単価70万円から高くても100万円くらいでできるものではないかとの意見だった、とし、加計学園が坪単価150万円くらいを見ているなどから、建築費水増しではないかとの疑いを持っているとした。

 また複数の専門家から、現在計画されている施設・設備は高度なウィルス研究を行うために十分な機能を有しておらず、バイオハザードのリスクがあるとの指摘がある。専門家の意見通りなのかどうか、文科省に調査して頂きたいと述べた。(編集担当:森高龍二)