韓国・聯合ニュースは16日、北朝鮮の朝鮮中央通信が同日、15日の弾道ミサイル発射について、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練を現地指導したと報じ、金委員長が「戦力化が実現した、と述べた」とミサイルの戦力化に成功したことを伝えたとした。
それによると、朝鮮中央通信は「ミサイルが予定された通りに北海道上空を通過し、太平洋上に設定された目標水域に正確に着弾した、と伝えた」としている。
ミサイルは平壌の順安付近から発射され、最高高度770キロ、北海道上空を飛翔し、発射地点から3700キロのところ、襟裳岬東2200キロの太平洋上に着水した。
金委員長は「われわれの最終目標は、米国との実質的な力の均衡を達成することで、米国の執権者の口から、わが国に対する軍事的な選択だ、何だのというざれ言が出ないようにすることだ」と米国と対等に渡り合える『力の均衡』を実現することにあることを示したという。(編集担当:森高龍二)