よほど国会審議が嫌なのだろう 小沢代表

2017年09月19日 06:22

 自由党の小沢一郎代表は衆院解散・総選挙を安倍晋三総理が臨時国会冒頭にも行うのではないかとの報道に「よほど国会審議が嫌なのだろう」と最大限、皮肉った。

 臨時国会召集は28日の予定だが、臨時国会では森友問題の会計検査院の発表や国会閉会後に土地取引を巡る新たな資料や音声データ入手報道などがあり、FNNが報じた音声データでは、当時の籠池泰典森友学園理事長と国側が、8億円値引きのための口裏合わせともとれるやりとりが録音されているなど、臨時国会で大きな争点のひとつになることは確かだった。

 加計学園の獣医学部新設をめぐっても、2015年の新設4条件(閣議決定)をクリアしていない可能性が高くなっている。国民の疑問も全く解消されていない。

 小沢代表はツイッターで「夏の暑さで国民も大体忘れただろうから、たとえ北朝鮮のミサイルが飛んでこようが、森友捜査が役所に及ぶ前に、加計の闇が国会で明らかになる前に、今やっちゃえ!と。正にどさくさ紛れ解散。国民は本当にすっかり忘れてくれているだろうか」と皮肉った。森友、加計問題への説明責任を国会の場でやらないまま解散・総選挙に踏み切れば、安倍総理がこの問題から逃げるために解散した、としか国民には見えないだろう。(編集担当:森高龍二)