総理の所信表明、各党代表質問もなしで解散か

2017年09月21日 05:56

 民進党、日本共産党、自由党、社民党の野党4党は20日、幹事長・書記局長会談を開き、28日召集される臨時国会では、所信表明に対する十分な時間を取った代表質問、予算委員会での質疑、党首討論を行うことなどを政府・与党に求めていくことで一致した。

 また(1)森友学園・加計学園疑惑の解明を国民の前で行うため、総理夫人の安倍昭恵氏や加計学園理事長の加計孝太郎氏らを証人喚問すること(2)新任大臣を含む大臣の所信表明とこれに対する質疑を行うこと(3)わが国の平和と安全を脅かす北朝鮮の核実験・ミサイル発射問題について、全党出席の党首会談を開催することを求めることでも一致した。

 同日夕には大島理森衆院議長に、これらを申し入れした。これに対し、大島議長は政府・与党にしっかりと伝えると答えたと民進党の大島敦幹事長は記者団に答えた。

 ただ、自民党は28日の臨時国会召集日冒頭に解散し、所信表明演説もしない方向で動いている。所信表明演説をすれば、各党代表質問を受けなければならず、加計・森友問題追及は避けられない。(編集担当:森高龍二)