日本海と東シナ海北での米韓海軍による合同演習が16日始まった。演習は20日まで。韓国・聯合ニュースは16日、今回の演習に米原子力空母ロナルド・レーガンを中心とする空母打撃群、韓国からはイージス駆逐艦世宗大王や潜水艦など、演習に参加する両国の艦艇は約40隻に上ると伝えた。
聯合ニュースは「空母打撃群の原子力潜水艦には、有事の際、敵の首脳部を排除するいわゆる『斬首作戦』を遂行する米特殊戦部隊の要員らも搭乗しているとされる」と伝えている。
今回の演習に韓国軍関係者の話として「北が最近、北西部の島嶼(とうしょ)で、奇襲占領訓練を強化していることに対応し、黄海(東シナ海北)でも北の海上特殊戦部隊の侵入を阻止、撃滅する訓練を実施する。今回の空母打撃群の訓練は例年より参加戦力の水準が強化された」と話しているとしている。
米第7艦隊は26日までを訓練期間としており「合同演習後も朝鮮半島周辺で独自の訓練を実施する方針を示唆している」とも伝えている。(編集担当:森高龍二)