フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、同社のDセグメント代表車種である「Passat(パサート)」のディーゼルエンジン搭載車「パサートTDI」シリーズの型式認証を取得し、日本市場への導入を決定した。
今回のディーゼルモデル「TDI」の導入決定に合わせて、ステーションワゴンの「Passat Variant (ヴァリアント)TDI」を10月28日から一般公開される「第45回東京モーターショー」に出品・展示する。なお、国内販売開始は、2018年初を予定している。
近年、日本のディーゼル乗用車市場は拡大しており、今年上半期、前年同期比で1.2 倍、そのなかでも、ディーゼル車のバリエーションが多い輸入車が、2倍以上の伸びを示し、注目されている。
ディーゼル車の販売が伸びている背景には、経済性(燃費&燃油代)、トルクフルな走り、環境への貢献(低いCO2 排出量)などへの理解の広がりなどがフォローの風となっているようだ。
VWジャパンは、今後も一定の需要が見込まれるとして、今回新たに「パサートTDI」モデルを追加導入することで、ディーゼル車に関心が高いユーザーの要望に応えるとしている。
今回導入する2リッター・ターボディーゼル「TDI」は、排ガス後処理システムに酸化触媒、SCR(尿素式選択還元触媒)、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を採用することで、世界的にも厳しい日本のポスト新長期排ガス規制に適合した最新のディーゼルエンジン搭載モデルだ。
VWパサートには、セダンとステーションワゴンの2 モデルがあり、国内販売するフォルクスワーゲンのなかで、上位に位置する中型車だ。2015年7月の導入以降、クラスの競合車を凌駕する居住性、快適性、そして将来の自動運転に向けた数々の高度運転支援システムや安全、快適装備を装備している。
また、次世代パワートレーンとして注目されているPHEV(プラグインハイブリッド)をラインアップに持つなど、フォルクスワーゲンの先進技術を満載したモデルでもある。(編集担当:吉田恒)