国会での与野党の質問時間配分を巡っても問題がある中、1日召集された特別国会の会期を巡っても、与党議員の山本一太参院議員(元沖縄北方担当大臣)はブログで「もし年内の実質審議を見送れば、内閣発足から来年1月の通常国会まで、5ヶ月間に渡って『改造内閣のほとんどの大臣が一度も答弁しない』という事態になる」と問題を指摘。
「総理の所信表明演説、国会での代表質問、衆参の予算委員会くらいは、ちゃんとやるべきだ」と明確に考えをブログに書き込んだ。
山本議員は「過去20年、こんなことは一度も記憶にない。国民から、それこそ『審議を逃げている』と見られてしまう。(ため息)」とため息を表現し、審議するよう求めている。
また森友学園への国有地払い下げでの8億円値引き問題にも触れ「この3月、『森友学園』の国有地売却問題で(国会法に基づき)会計検査院に検査要請をすることを全会一致で議決したのは参院予算委員会だった」としたうえで「11月中に会計検査院の報告が公表された場合、どのみち参院予算委員会は開かざるを得ない。与野党で合意した事項だ。閉会中審査のような中途半端な形で対応するのは好ましくない」と森友の会計検査院報告を視野に入れた対応をしたほうがよいとの見方を示している。(編集担当:森高龍二)