社会民主党は沖縄防衛局が沖縄県国頭村奥港で辺野古沖の埋め立て用石材の海上からの搬入を始めたことに「工事の即刻中止と県との協議開始を強く求める」とする談話を16日までに発表した。
埋め立て予定海域では今月に入って絶滅の恐れのあるオキナワハマサンゴ8群体とヒメサンゴ2群体のあわせて10群体が新たに見つかっているとしているほか「朝鮮半島情勢が悪化する中、抑止力どころか、米軍基地が存在している沖縄は北朝鮮ミサイルの標的にされているといっても過言ではない」とも、訴えている。
談話では「陸路と海路の両方から資材を運び入れることで、埋め立て工事を一気に加速させようとしている」とし「埋め立てを既成事実化し、県民の諦めを狙ったものであることは明らか。沖縄県は工事を中止し協議がまとまるまで海上搬入をしないよう行政指導しており、県の行政指導を無視する形の石材の海上搬入強行は断じて認められない」と抗議している。(編集担当:森高龍二)