安倍晋三総理は6日、日米首脳会談後の共同記者会見で、冒頭に「トランプ大統領とは、国際会議のたびに、また、何度も電話会談を重ねてきた。何時間対話を重ねたことでしょう」と語り「半世紀を超える日米同盟の歴史において、首脳同士がここまで濃密に、深い絆で結ばれた1年はなかったと思う」と意思疎通が図れていることを強調した。
安倍総理は「北朝鮮を始め、緊迫する地域情勢にあって、今回のトランプ大統領の初めてのアジア歴訪は歴史的な訪問」とし「最初の地が日本であること。これも歴史的な意味を更に大きなものとした。2人で日米同盟の揺るぎない絆を世界に向かって示すことができたと思う」と日米同盟関係を世界に発信することができたとした。
安倍総理は「十分な時間を掛けて北朝鮮の最新情勢を分析し、今後とるべき方策について、完全に見解の一致を見た」とも語った。
そのうえで「日本は、全ての選択肢がテーブルの上にあるとのトランプ大統領の立場を一貫して支持している。2日間にわたる話合いを通じ、改めて、日米が100%共にあることを力強く確認した」と述べた。
安倍総理は、改めて「北朝鮮とは、対話のための対話では全く意味がない。今は対話のときではなく、北朝鮮に最大限の圧力をかけるとき。北朝鮮の政策を変えさせるため、日米が主導し、国際社会と緊密に連携して、あらゆる手段を通じて北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていくことで完全に一致した」と短い冒頭スピーチの中で、安倍総理は「完全に一致した」との言葉を何度も使った。(編集担当:森高龍二)