ホンダ、旗艦セダン「レジェンド」をマイナーチェンジ、来年2月発売

2017年12月10日 15:31

Honda_LEGEND

2014年11月に登場した5世代目となるホンダ・レジェンド。2018年2月にマイナーチェンジして新型にスイッチする。価格は発表されていないが、自動運転に一歩近づいた「トラフィックジャムアシスト」を搭載する

 ホンダが来年早々、2018年2月にマイナーモデルチェンジを予定している「LEGEND(レジェンド)」についての情報を、同社ホームページで先行公開している。

 5代目レジェンドは、2014年11月にデビューした、エンジンと3つのモーターによって四輪の駆動力を自在に制御する世界初のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWDR(Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載した、操る歓びを追求したホンダのフラッグシップモデルである。

 「SPORT HYBRID SH-AWD」は、車体前部にひとつ、後部にふたつ配置した計3つのモーターとエンジンを使い、ドライバーの要求や走行状況に応じて、前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動の3つの駆動方式と、EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブという3つの走行モードの中から、最適な駆動方式と最もエネルギー効率の良い走行モードを連続的に自動で切り替える画期的なシステムで、ドライバビリティを一挙に高めたクルマだ。

 車体後部に搭載するふたつのモーターは、後輪の駆動力に加え減速力をも左右それぞれで自在に制御するトルクベクタリンを可能とし、高い操縦安定性、クラスを超えた上質な乗り心地、16.8km/リッター(JC08モード)という優れた燃費性能を達成した。

 今回のマイナーモデルチェンジで、ボディ、シャシー、制御など細部までチューニングを施し、ドライバーが「意のまま」と感じられるようなハンドリング性能と上質な乗り心地を引き上げたという。

 エクステリアでは、フロント、リアのデザインをよりアグレッシブな印象に刷新。インテリアではシートの形状、表皮の質感、カラーリングなど、さまざまな領域を進化させました。

 また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」にトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を初搭載。高速道路での渋滞時など、0km/hから約65km/hで前走車との車間を保ちながら自車の走行車線をキープするように、アクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をアシストし、ドライバーの運転負荷を軽減する。

 マイナーチェンジした新型レジェンドのボディサイズは全長×全幅×全高5030×1890×1480mm、ホイールベース2850mmという堂々たる体躯。

 最高出力231kW(314PS)/6500rpm、最大トルク371Nm(37.8kg.m)/4700rpmを発揮する3.5リッターV型6気筒エンジンに、3つの高出力&大トルクモーターを組み合わせたハイブリッド四輪駆動システムが洗練された運動性能を提供する。(編集担当:吉田恒)